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ホメオパシー関連の報道から

 このブログでは、ルナバースデーやホメオパシーなど、「科学的ではない」といわれていることについても紹介しています。

それは、個人的にその方法を支持しているわけではなく、不妊に取り組むような時には、そんな「ファンタジー」があってもよいのではないかと考えているからです。
さして有害と思われないような事であれば、雑学的になんでも紹介するのが基本姿勢です。

ところで、最近報道などで、ホメオパシーについての事件(記事)がいくつか目に付きました。
長文ですので、ホメオパシーに興味がない方は読むことをお薦めしません。

ホメオパシー関連の事件について

助産師が民事賠償で訴えられる

助産院でビタミンK欠乏によって起こる頭蓋内出血予防のために効果が実証されているビタミンK2シロップを与えず、代わりにホメオパシーを与え新生児が頭蓋内出血死。遺族より訴訟が起こされた。

この事件の問題点は、ホメオパシーそのものではなく、助産師がホメオパシーに傾倒し、適切な「医療」を行わなかったことにあります。
確認しておきますが、ホメオパシーはあくまでも「ファンタジー」の世界であり、「医療」ではありません。

このような事例の他に、悪性リンパ腫と診断された方が、ホメオパシーに傾倒して病状が悪化して、死にいたった事例などが報道されています。
このようなことを「治療機会の逸失」と言いますが、医療を受けるべき時に医療を受けないことは有害な事例と考えられます。

ホメオパシーの効果は、科学的に否定されています。
ですから、命をかけるような深刻なケースにおいて試されるべきものではないと私も思います。
しかし、例えば日常的に便秘で、使うと「出る」と効果を自認する人が使うのは問題ないとも思います。

ホメオパシーを肯定する側と、非科学的で有害な存在と糾弾する側の意見は永遠にかみ合いません。
ホメオパシーを肯定する側の「科学」は、正統な科学者からみれば科学でもなんでもなく「エセ科学」であり、そこが「突っ込みどころ」になっているからです。

肯定側は、そもそも科学的という土俵で主張することが誤解の元だということに気づかなければなりません。


そういった意味で下記のブログの記事はとても面白いと思いました。

谷根千まち学
http://yanesenmachigaku.blog97.fc2.com/blog-entry-55.html

以下ブログの全文です。


6月9日、谷中コミュニティセンターで、玄明美さんをお呼びしてのホメオパシー勉強会が開かれ、子どもたちの見守り役として参加してきました。

勉強会の会場が小さな庭に面した和室だったため、子どもたちは、中で積み木やお絵描きをしたり外に出たりしてすごしました。お天気もよく、勉強会の後は、コミュニティセンターの前の初音の森でみんなでランチをしました。

さて、見守り隊のカテゴリの記事なのに子どもたちの話ではなくてなんですが、勉強会の話をそばで聞いていて考えたことを書こうと思います。


ホメオパシーというのは、植物、動物、鉱物から採った成分を、アボガドロ数以下に希釈して砂糖玉にしたもの(レメディ)を投与して、症状を緩和するという自然療法だそうです。病名に応じてレメディを選ぶのではなく、症状に応じてレメディを選ぶそうで、「これこれの症状のときには何々」というように、たくさんのレメディが用意されています。適切なレメディを選べば効果が出ますが、不適切なレメディを選べば変化はなく、副作用もないとされています。約200年前にドイツの医師ハーネマンが確立したそうです。

これから書くことは、ホメオパシーによる治療法に関することではなくて、ハーネマンの陰謀についてです。こんなことを書くのは、ホメオパシー実践者から見ればまったくもって野暮だろうと思うのですが、科学的な立場からの主張が、そこを理解していないように見えるので、あえて書こうと思うわけです。

様々な実験研究やそのメタ分析によれば、ホメオパシーにはプラセボ以上の有意な効果はないとされています。レメディは、原分子が残らないほどに希釈された砂糖玉なので、効果がないのも副作用がないのも当然のことでしょう。何か良い変化があったときには適切なレメディを選んだと解釈し、何も変化がなかったときには不適切なレメディを選んだと解釈するというふうに、因果関係を逆転させればよいだけのことです。

ここまでは科学的な立場の人々が指摘しているとおりです。しかし、科学的に効果がないことを主張することに、何の意味があるでしょう。科学的に効果があるとを信じて行っている人は、稀なのではないかと思います。それよりも、私は、ホメオパシーのすべては、自分の心身状態に自覚と責任を持たせるための、ハーネマンの陰謀だったのではないかと感じています。重要なのは、陰謀にはめられたかのように振舞うことです。

ホメオパシーの本質は、どのレメディがどの症状に効くかということではなく、自分の心身の健康を自分で判断し、自分で処遇を決め、自分の行動に責任を持つことだと私は理解しました。病名ではなく症状に応じたレメディが用意されているのも、レメディがたくさんあるのも、注意深く観察させ考えさせるためでしょう。また、ハーネマンは、複数のレメディを同時に取ることを禁止しています。これは、症状に十分な注意を向けることなく、むやみにレメディを使うことを避けるための仕掛けなのではないでしょうか。このハーネマンの陰謀は、治療の判断の少なくとも一部を一般人に任せるものであるため、レメディにプラセボ以上の効果があっては、むしろ危険です。そういうわけで、プラセボ以上の効果がない砂糖玉を投与することは理にかなっていると私は思います。

ところで、あらゆる意思決定には外部性が伴うものです。それはハーネマンの陰謀においても例外ではありません。ハーネマンは、「自分の心身の健康を自分で判断せよ」「自分で処遇を決めよ」「自分の行動に責任を持て」と主張するのではなく、ホメオパシーという言葉で、それをまさに砂糖玉に包みました。その意思決定が、今、ともするとハーネマンの期待とは全く逆の方向に作用しているかもしれません。現代医療を盲目的に否定し、ホメオパシーに盲目的に従うという事態がそれです。科学的な立場の人々が憂慮しているのはこのことで、そういう意味で彼らの主張も妥当でしょう。

ハーネマンの生きた時代、近代とは、科学が発達し専門化されはじめた時代でした。その近代化が完成をみた現代、科学や知識は高度に細分化され、私たちは自分の面倒すら自分で見られないという感覚を持っています。そんな現代において、ホメオパシーから学ぶべきこととは何でしょうか。それは、ハーネマンの陰謀を自覚した上で、あえて陰謀にはめられることです。それは、現代医療を盲目的に否定し、ホメオパシーに盲目的に従うこととは、相容れない態度なのではないでしょうか。

posted by: haripo | ホメオパシー | 16:45 | - | - |-
鍼灸治療の効果の判断
鍼灸の不妊治療とは、不妊の原因を直接治そうということではなく、例えば冷え性で、血流やリンパの流れが停滞しやすいタイプなら、それを改善することで、体の体質(設定状態)を変化させようというのが狙いです。

さて、鍼灸の不妊治療において難しい点は、「効果が上がっているのかどうか」の判断です。

腰が痛くて腰の治療を行うようなケースでは、痛みがどのくらい改善したかや、動作の様子などから改善の評価ができます。

しかし、不妊治療の場合には、基礎体温のグラフが安定したなどの指標をのぞくと、あまり参考になるようなものがありません。
自覚症状の改善などというのは、ほとんどないわけですから、あとは、病院などの各種検査の結果などで推察する意外に方法はないわけです。


ところで、考えてみれば、鍼灸の目先のターゲットとは、冒頭に述べたように、直接の不妊治療ではありません。
冷え症がターゲットなら、冷え症を治療しているわけです。

そのように原点に返って観察すると、狙いが達成できているかどうか、つまり治療がうまくいっているかどうかのある程度の判断はできるものなのです。

先日、ある不妊治療の患者さんがこんな感想を述べました。

「先生、私、最近腰回りが小さくなってきて、ジーンズなども腰回りが緩くなったんです」

「ああ、それは治療の効果が出ているのですね。あなたの場合には初診の時に説明しましたけど、骨盤の関節が緩いタイプで、立つと骨盤の周径がとても大きくなるタイプでしたよね、だから、骨盤を引き締めることを目標として治療をおこなってきたわけです。その効果が見えだしたということでしょう。」


目先のターゲットとして、何を設定したのかを振り返ることで、達成度を考えることができるわけですね。
posted by: haripo | ホメオパシー | 09:22 | - | - |-
不妊のレメディー解説 2
Medorrhinum
回復に絶望を抱いている
神経質
膣のかゆみ
月経が不快で量が多く、経血の色が暗褐色
薄く大量の帯下


Natrum carbonicum
水様の鼻水がよくでる(アレルギーも含む)
不眠傾向
常に月経が遅れる
刺激のある不快な帯下


Natrum Muriaticam
強い日光に当たると症状が悪化
膣の乾燥
月経不順で月経過多
水様性で灼熱感をともなう帯下
朝に症状がつらい下方へ圧迫される痛み


Platinum metallicum
性的要求が強い傾向
以前に卵巣や卵管に炎症があった
膣や外陰部にヒリヒリした炎症がある
腟痙のためセックスが苦痛


Sepia
月経前や月経中に症状が悪化
午前中に体調が悪い傾向
運動すると症状が改善
摂食異常
緑黄色の帯下
月経が遅れて量が少ないあるいは早まると過多
骨盤臓器が落ちるような感覚
posted by: haripo | ホメオパシー | 08:54 | - | - |-
不妊のレメディー解説 1
Aurum metallicum
症状は、感情の障害や心疲労、寒い日や曇りの日、夜間に悪化
外気に当たると症状が改善
失敗や高所を怖がる傾向
膣に過敏がありセックス時に苦痛を伴う
うつ状態
夜に頭痛が起こる


Borax
白い色の帯下
月経周期がしばしば早まる
吐き気や背部に放散するような生理痛がひどく月経が多い


Calcarea carbonica
症状は、濡れたり冷えたり、生理によって悪化
乾いた暖かい場所で改善
体は冷たく湿っていて、下痢をしやすい傾向がある
白い色の帯下
月経が早く始まり遅く終わる
性欲増大
posted by: haripo | ホメオパシー | 14:49 | - | - |-
不妊によく使われるレメディー
不妊治療によく使われるレメディー(ホメオパシーの薬)は下記のようなものです。

レメディーは、症状だけ考慮して選択するのではなく、その症状がどのような条件の時に悪化したり軽減したりするのかなど、いくつかの条件を加えて選択されます。

次回より順次、下記レメディーの選択のポイントなどをご紹介したいと思います。

Aurum metallicum
Borax 
Calcarea carbonica 
Medorrhinum
Natrum carbonicum
Natrum Muriaticam
Platinum metallicum
Sepia


参考文献 エンタープライズ社  女性のためのホメオパシー
     エンタープライズ社  医療従事者のためのホメオパシー
     BABジャパン     ホメオパシー イン ジャパン
posted by: haripo | ホメオパシー | 10:00 | - | - |-
ホメオパシーの効果を考える
ホメオパシーは、科学の立場からは「偽」だと非難を受けている現実があります。

私としてはホメオパシーが医学や科学に属するものか、それともオカルトに属するものか、その分類には興味がありません。
ただ単純に、「ツール」として使いこなせればそれで良いと考えています。
ですから、不妊治療の一環として、そのような方法を選択したいという意見そのものには肯定的です。

ただし、そのために多額の費用、対価が発生するのであれば少し問題があると思います。
レメディー(ホメオパシーの薬)は究極的には糖100%などの丸薬です。
(レメディーは、名称が違っても分析できる成分はすべて同一といえます。)

同じ材料の、子どもの駄菓子がせいぜい20円-30円くらいなのに、それがレメディーだと1000円となれば、価格に合理性があるかについては議論され、「不当に高価だ!」と非難されても仕方がないとも思います。


それはさておき、今回は、妊娠力というテーマからは外れますが、ホメオパシーの「効果の原理」について簡単な考察を行いたいと思います。


ホメオパシーは、症状と同じ方向性を出す物質を薬として用いることが原則です。

これを考えるシンプルなモデルとして「アレルギー」をあげてみましょう。


ホメオパシー的対処法でアレルギーを治療するならば、アレルギーを発症させる物を希釈して与えるということになります。
そんな事で本当に効果があるでしょうか。.....効果がある可能性があります。

例えば現代医学で、舌下減感作療法という治療法があります。(詳しくはネットなどで検索してみてください)

これは、杉花粉症などの場合に、希釈した杉花粉をしみこませた脱脂綿などを舌下にいれておくという方法です。
それによってアレルギー症状が軽減されるといいます。

舌下減感作療法はホメオパシーの原理となんら変わりません。
現代医学の中でも、同じような方法が行われているのですね。

さらに参考までに、舌下減感作療法と本質的には同一といえる、食事アレルギー等への対処法をまとめた書籍をご紹介します。

ランドルフ博士の新しいアレルギー根絶法(桐書房)ISBN4-87647-265-3

この本は食物依存症(好物の摂取過多による慢性中毒)や科学物質過敏症、それによる関節や筋肉の痛み、慢性疲労症候群などに対処する方法(回転食法 解毒法)などが書かれています。

この中に「中和法」というのがあります。
これは症状の原因となっている食物を、10倍 100倍と希釈してその希釈液を口腔投与すると、ある希釈倍率で、その症状が消えるという反応「拮抗=中和」が起こるというものです。
まさにホメオパシーそのものです。

さらに中和法におけるポイントは「有効な希釈倍率」が存在するというところです。
そしてそれは、10倍の希釈では効果が無いけれど、100倍の希釈で効果があるという具合で、濃度が高い方が効果が高いわけではありません。
なぜ、そのような現象になるのかは分かりませんが、ホメオパシーが主張する「希釈によって効果が上がる」という部分を一部肯定する結果です。

舌下減感作療法や、ランドルフの中和法などが本当に効果があるとすれば、ホメオパシーのメカニズムを考えるによい切り口になるのではないでしょうか。
特に免疫系やアレルギーなどには可能性があるような気がします。

不妊の原因の一つに、精子に対する「抗体」ができてしまうものがありますが、これなどホメオパシー的な発想でなんとかならないでしょうかね。(個人的な妄想です)
posted by: haripo | ホメオパシー | 15:37 | - | - |-
ホメオパシーと不妊症
不妊症の方は、さまざまな方法を試している事が多いですが、最近は「 ホメオパシー homoeopathy 」をやっているという話を、耳にするようになりました。

ホメオパシーとは、例えば発熱している人には発熱を促すものを与えるというような発想が基本になっています。症状と同方向性のものが薬になるという考えから「同種療法」とも呼ばれます。

ホメオパシーの変わった特徴は、薬はより希釈された方が効果があると考えられていることです。

そのため、薬になるべき「物質」が存在しない位にまで希釈したものを用いたりするので、科学的立場からは「それはおかしい」と指摘されたりしています。

ホメオパシーを初めて知ったという方は、ネットなどで検索してみてください。


さて不妊症に用いる代表的なレメディー(ホメオパシーの薬)は、Nat-murネイチュミア(岩塩)と言われています。

それは、ホメオパシーにおいて「悲しい気持」等を解消するための薬です。

ホメオパシーでは、「不妊治療は、まず不妊の心理状態を改善することだ」と考えるようです。

この着眼点は、的を得ている部分があります。

長期に不妊治療を受けている方は、独特の心理状態になっていることが多く見受けられるからです。


ただ、少し冷静に考えてみれば、そのような心理状態は不妊治療の継続によって徐々に形成されたケースが多く、最初からそうではなかったということが一般的と思われます。

独特の心理状態だから不妊なのではなく、不妊治療により徐々にそのような気持ちになってしまったということです。

だとすれば、ホメオパシーの目指すところは不妊治療そのものではなく、不妊治療の悪い影響を改善することになるかと思います。


ホメオパシーについては、いずれまた話題として取り上げたいと思いますが、当院では近々にネイチュミア等を用意して、該当する希望者には「無料」で差し上げたいと考えています。(服用した感想について、簡単なレポート提出していただくことが条件です)
posted by: haripo | ホメオパシー | 14:41 | - | - |-