-
骨盤矯正は癖の修正2010.07.27 Tuesday
-
骨盤の歪みと、骨盤の中の臓器(腸や子宮、卵巣、膀胱など)の元気の度合いには、ある程度の関係性があると思います。
骨盤が歪むことによって骨盤の中の空間が歪み、血流などが障害される可能性があります。
また、臓器をコントロールする神経の働きも乱れることがあるでしょう。電気信号を伝達する神経も無機質な電線ではなく、生きている細胞の集まりです。圧迫されたり、つねに引き伸ばされたりする物理的な力を受け続けると、機能に問題が発生しやすくなるからです。
さて、骨盤の歪みには、成り立ちから3つの要素があると思います。
1点目は骨そのもの形状の左右差です。
例えば、骨盤に腸骨という骨が左右対称にありますが、ではその左右の骨が同じ大きさなのかというと意外に違うものです。大きさや形状が微妙に違います。
遺伝的、あるいは成長の過程などの様々な条件で、左右差が生じて成長するのが一般的なのでしょう。
当然、修正不可能です。
2点目は過去の打撲などの外傷(外力)により形状に歪みがおこり、それが戻らない状態が続いているものです。
新しいものであれば、これを矯正する手技(いわゆる整体など)で修正が可能なケースもあると考えられます。
3点目は、姿勢や動作の癖の結果として、歪みが発生しているものです。骨盤の歪みのほとんどは、この「癖」が原因になっています。
このケースでは手技的に修正しても、すぐにまた歪んでしまいます。
修正には、どんな姿勢癖、動作癖が歪みにつながっているのかを把握して、その癖の修正に取り組むか、それが難し過ぎる場合には、自分自身で頻繁に矯正体操をおこなう事が現実的な対応策になります。
一般に、骨盤の修正を希望して来院される方は、整体のような手技で骨盤を修正するというイメージであることが多いです。
しかし、真に結果を求めるなら、癖を修正するために、動作や矯正体操などのレクチャーを受けていただき、そ