自分の出生を記憶する子供達という話を聞いたことはないでしょうか?
一般に自身の出産体験であることが多いのですが、それ以前の話しをする子供もいます。
その話の真偽はともかくとして、あらすじとしてどれもにていることは実に面白いと思います。
今日、患者さんから聞いた話も、そのバリエーションとしてとてもユニークでした。
1 自分は空で、これから生まれる子供達のお世話係だった。そこではみんな生まれたがっていて、抽選などで生まれることを競っていた。
2 空から見ていたら、とても悲しそうな顔をしてるママのが見えたので、私はそこに生まれたいと思った。
3 生まれてくる子のお世話をこっそり抜け出して、お腹に入った。
4 お腹に入ったら、真っ暗でとても怖かった。そこで「腕」を忘れたことに気づき、空に戻った。
5 空で神様のお願いして、腕を付けてもらった。
6 頃合いをみて、もうお一度、戻った
7 今度は真っ暗ではなく、光に包まれてお腹にいた。
8 私はママを助けるために生まれてきた。
仏像彫って魂入れずということばがあります。
シャーレの受精卵は、いわば彫っただけの仏像です。
そこにいかにして魂に降りてもらうか。
祈りが必要なのでしょうか?
いづれにしても、この部分に関しては、医学では対処できません。